更新日:2025.07.23
2025年7月11日、九工大が推進する学生安全衛生教育*の一環として、学生(学生安全衛生コーディネーターを含む)および教職員を対象とした企業講演を対面?オンラインのハイブリッド形式で開催し、計93名が受講しました。
今回の研修では、企業における実践的な取り組みを学ぶ貴重な機会として、ENEOS株式会社より澁谷 紀宏氏、トヨタ自動車九州株式会社より下田 健晶氏を講師としてお招きしました。
澁谷氏からは、麻里布製油所におけるBBS(行動ベース安全活動)に基づく、危険予知、作業危険性分析、現場作業観察、および確認会議による継続的な安全な職場づくりの実践事例が紹介されました。下田氏からは、運動促進、食生活支援、メンタルヘルスケアなど、従業員の心身の健康と企業の成長を両立させる健康経営の実践事例が紹介されました。
また座談会では、「就職活動において働きやすさや健康経営をどの程度重視するか」という講師からの問いかけに対し、多くの学生がこれらの要素を重視していることが明らかとなりました。
受講後のアンケートでは、「企業が従業員(家族)のために行っている多くの取組みに驚いた」、「気付きカードなど研究室でも実践できそうで参考になった」などの声が寄せられました。今後もこのような学びの機会を通して、安全衛生に対する理解を深め意識の向上を図ってまいります。
*学生安全衛生教育???各研究室において、安全衛生に自ら関心を持ち、潜在する安全衛生上の問題を見い出し、それを解決できる「自律」型の安全衛生管理が実践できる人材を育成することを目的としています。